>何回も書いている通りW底のネックラインが131.15付近。
>今週はネックラインを付けるとは思いますが、相変わらずRSIは高い位置を維持してますので、付けた後の値動きが重要で、短期下落にストッ
>プを巻き込まれたり、値動き予測を撹乱されたりしないよう注意したいと思います。
さて、先週はRSI加熱を引きずりながら上がり続けた結果、金曜日にエンストを起こし円高方面に下押しして終了となってます。
後で説明しますが、果たしてW底となるのか?....という懸念も多少出てきました。
今の時点でW底形成が崩れてる訳ではないのですが、値動きの可能性としてはトリプルボトム(逆三尊)の可能性も有るかと思います。
というか、その可能性が非常に高くなってきたというのが先週の値動きですね。
何しろこんな中勢底をライブで確認するのはFXを始めてから初めての事なので、全てが手探りです(笑)。
ユーロ円終値130.0x
今週から一目と三本移動平均線を並列に載せていきます。(>先週コメント)
月足
>一応今まで書いたポイントらしきものは継続して引き継いで行きたいと思います。
>①V字上昇にはならないのではないか?
>②115円割れの可能性は遠いた?
③遅行線の雲の上限が平行に走っている135円辺りが最初の試金石か?
④RSI(設定14)のレジスタンスラインが中勢反落ポイントとなる可能性を注意。
>また、今回の変擬のように時を隔てて変擬する事を「隔擬」と言って、一目均衡表の重要な相場観測のひとつとされてます。
>そう考えると、97年8月からのV字切り返しから98年10月高値更新後の急落までと同様に、当面は上昇を続ける可能性が高いのではないかと>言う予測もあるかもしれません?
月足ベースでは上記の予測は変えてません。
③につては先週金曜がまさに、その遅行線雲の上限突破を阻まれ、跳ね返されて終わってます。
ちょっと上昇が早すぎた感がありますね。
さて、問題のW底形成かトリプルボトムか?.....で今後の遅行線の流れが大きく変わりますね。
W底なら来週は再度遅行線は雲の上限を試し、早々に抜けていく事になりますが.....さて、どうなるか?
仮に135ラインを抜けた場合は、次はローソク足雲の下限141円あたりが次の目標となるようです。
週足
>ここ数週間で考えれば、このW底ネックラインをベースに週足基準線あたりまで(現在は134.3x)は一旦上昇し、再度131ラインにリターンムーブ
>がかかるというのが綺麗なパターンですね。
>そう考えるとこの1/23日の安値から先週までは9週間の1節にあたりますので、来週何らかの変化が起きてもおかしくはないと思います。
>という事で来週も陽線引け希望なれど、陰線引け懸念に注意....という感じでしょうか?
さて、まずはこの基準線付けて下落....という予測と、懸念が大当たりでしょうか?
しかし、この135からの返しが一週間の中で演じられてしまったので、その後の予測に多少の疑問が出てきてしまいました。
さて、その疑問について説明してみます。
先週は週足ではほぼ行って来いを演じて大きな上髭陰線引けとなりました。
一方で先行スパンのねじれによる転換日については、キャプチャーチャート上にマーキングしてみましたが、転換1では上昇に、転換2では下落、そして今回の転換3では.....と考えていくと、この上髭陰線が非常に気になります。先行スパンも1以外は全て交差点がよじれていて、どこが転換点なのか判断しにくいチャートになってますので、2/23週の転換線上抜けをもって転換したと考えるべきなのか?、はたまたこれから起こるであろう変化を転換とみるべきなのか迷う所です。
さらに、RSIを見るとちょうど50、ニュートラルに位置しての週足引けというのも非常に判断しにくい。
さて、チャートをさらに点検していくと、以前から気になっていた昨年十月後半の二週間分の週足。
この二本分だけどうも不自然なんですよね。
この不自然さの根を探ると、やはりこの急落チャートにして、なぜ11x円で下げ止まったのか?....という月足レベルの疑問に辿り付くわけですが。
で、この二本の下ヒゲを無視してみると.....なんとか自然になりますね(笑)。
つまり、この二本は昨年の急落に対するオーバーシュートとも考えられます。
さらに、三本移動平均線チャートを見てみると、こらちは34週移動平均線越えを失敗して跳ね返されているのが見て取れます。
34時間移動平均線は下落角度が殆ど変わっていないので、ここを突っ切って上昇していくとはちょっと考えにくいです。
さらに、こちらのRSI(設定5)は過熱感が浮き彫りになってます。
これらの考えを整理して組み立てていくと、何とトリプルボトムの可能性が浮上してきました。
上に書いた昨年10月後半の二本のオーバーシュート分を無視すると、昨年12月1日週の安値115.9xを底1、今年の1月19日週の安値112.0xを底2とし、さらに34週移動平均線に流されながらこれから付けるであろう下値を底3とした逆三尊示現というイメージが非常に強くなってきました。
ただし、ここからさらに上がり一旦34週移動平均線を大きく上抜けした後、34週移動平均線をサポートとしながら下落し、W底のリターンムーブとなるという案も今の所捨てきれてません。
この分岐点は日足で説明したいと思います。
日足
>また、上昇波継続ラインとしては転換線126円あたりを想定、ここを割れると地合に変化が出るか?
>さらに、下落波開始ラインとしては雲の上限121ミドルを想定、ここを割れると週足レベルの下落波に転化する可能性大か?
金曜の下落は大幅な下落でしたが、こうやってチャートを見直してみると、一目では転換線を足を多少下回っただけで、基準線にも達していないんですね。三本移動平均線チャートでは13日移動平均線にサポートされているのがわかり、上昇波を大きく崩してはいない事がわかります。
ここの所、下値が転換線からも上離れした浮ついた陽線続きでしたから、感覚的にはこの下げがとても大きな下落に見えているのだと思います。
一方先々週にも大きな下落があったのですが、その際には
>通常こういった典型的なダマシの後は強い反対波動が起こるというのがセオリーですので、来週は引き続き上昇波継続と見るのが妥当でしょう。
と書いていて、実際その通りとなりました。
さて、その3/12の大幅下落と今回の3/27の下落との大きな違いは、3/12はダマシとなっている点です。
今回はヒゲも殆ど無い大幅な陰線引けで終了してます。
ダマシの場合は反転エネルギーを持ちますが、そうでない場合はそれ程反転跳ね返りは期待できません。
そこが、今回の下落の注意点ですね。
さて、ここでチャートを再度よく眺めてみると、以前から意識している128円と126円ラインがいろんな意味で分岐点のように見えてきました。
さらに見ると、先週の下げは13日移動平均線でサポートされてますが、転換線を割り込んでます。
ここからイキナリ切り返すというのはちょっと想像しにくいですね。
つまり128か126ラインまでは一旦下押しするんじゃないか?...と考えられます。
RSIの終端もなんだか中途半端な位置ですし、50付近までは一旦冷やされるかもしれません。
その場合、128を割らなければ、135ラインへの上昇再開となると思いますが、128を割ってしまった場合は上でも書いたトリプルボトムの下値探りに変化しますので、126、さらには遅行線雲の上限や転換線(122 - 123ミドル)あたりが底3の候補となると思います。
ただ、34日移動平均線や基準線を割らず、RSI50以上で推移する限りは上昇波継続と見たいと思います。
ここまで。
>また、相場が買い方過熱気味で推移してますので、巻き戻しにも要注意でしょうか?
と書いてますが、まさに金曜の巻き戻しを指した物といえます。
今週は、上記の通り、W底形成継続となるのか、それともトリプルボトム形成に変化するのか?
ここが、最大の焦点となると思います。
気分はトリプルボトム形成に傾きつつありますが(笑)。
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