週刊チャート観察ユーロ円2009年10月4日
>チャートを丁寧に点検する必要がありますが、後述する通り、四月からの持合の中では一番弱含みな状態になってますね。
月曜こそ、坊主頭を摺り合わせるような陰線が続きましたが、その後火曜陽線で耐え、水曜は上値を切り上げる陰線と微妙な展開から、木曜、金曜と上値も下値も切り下げましたが、金曜は129の心理的節目を前に若干下ヒゲの長い陽線で終了....と、相変わらず弱含みには見えるものの、ドル円の下値の硬さに比例して、なかなか下げ幅を広げてくれない(つまり加速しない)展開が続いてます。
8/21の戻り高値135ミドルから金曜の下値129の半値戻し132を超えない限りは下落波継続中と見てますが、最近は微妙な戻し具合の展開が多いので、当面は日足前日高値安値の更新具合を細かく要チェックか?
ユーロ円終値130.9x
月足
>①RSI(設定14)のレジスタンスラインが中勢反落ポイントとなる可能性を注意。
>③、①のライン到達はもう少し先になりそうです。
④9月は月足が概ね5&13ヶ月移動平均線内に収まる可能性
⑤今月の展開としては、13ヶ月移動平均線を割るも、下ヒゲ作って戻り→来月も陰線の可能性大。
もしくは、13週移動平均線付近で反発し、5ヶ月移動平均線あたりに浮上→来月は陽線の可能性大。
さて、月足は更新されました。
上記月足の予測で言えば、④はその通りという事で消滅します。
この「挟まれた値位置」は大抵そうなりますので、覚えておいて損はないと思います。
>6月に基準線付けに失敗した後、再度8月に上値を追うも、陰線引け、そして今月さらに8月下値割れ、となれば、やはりここは弱含みで転換線寄せと見るのが自然でしょうか?
>一方で、移動平均線版を見ても、5&13ヶ月移動平均線に囲まれた値位置から、どうやら13ヶ月移動平均線寄せとなりそうな気配です。そうなると来月は13ヶ月移動平均線を割る陰線狙いの展開となりそうです。
月が替わりましたが、まず第一週目の展開は上記の通りかと。
しかし、いつもの通りですが、下落にスピード感が出ませんね。
先週は金曜に13ヶ月移動平均線を付けるも、反発してます。
気になるのは、今月も挟まれている値位置な訳ですが、先月と違い5ケ月移動平均線はダレてます。
こういう場合大抵一旦下に放たれる場合が多いんですが、逆に5日移動平均線を押し上げるような終値をつけてスワン示現となる場合も有ります。いずれにせよ、やはり終値ベースでどちらに寄せるか....が重要でしょうか。
週足
>週足に限って言えば、一目と移動平均線では、若干強弱感が分かれますね。
>一目の方は、上昇気味の転換線から大きく垂れてしまいましたので、かなり弱含みに見えますが、移動平均線では.34週線でピタリと止っており、しかも34週移動平均線はダレて無いので、それ程弱含みにもまだ見えません。
>が、来週ここからダランと下に値が落ちると、一気に弱含みに見えて来るんですが..........
ちょっとタイミング遅れましたが、34週移動平均線からタレました。
が、ちょっと戻りがキツイか?
全体的にはこのまま下落継続と見れますが、最近良く見られる不思議な上昇圧力がエフェクトする可能性も否定できません。
34週移動平均線はいまだ上昇してますので、ここで下落が緩んでも不思議ではありませんが、まずは5週移動平均線を上回ると13週移動平均線スワン示現に要注意か?
一目では来週は遅行線が実線と絡みだしますので抜ける方向に要注意ですね。
日足
月曜は前週金曜から頭を寄せた陰線つながりで下落。
しかし、その後陽線で粘り、水曜は上値こそ切り上げたものの、その後上値も下値も切り下げる展開。
金曜は129を付けたものの、一気に上昇陽線引けで終了です。
>そう考えると、この下落は8月高値が6月高値を超えられなかった事による下落波とも考えられ、さらには、34移動平均線を中心に見た場合、4月からの下落波としては最大の下落波に繋がる可能性が考えられます。
>また、同じく4月からの持ち合い相場の中をよく見ると、34日移動平均線を13日移動平均線が下から突き上げるようにゴールデンクロスしているのは5月と7月の二回。
>どちらも、デッドクロスの時に下値模索でアク出ししてますが、今回はデッドクロス時に何故かそれほど下落進行してません、つまり灰汁出しされてないという事ですね。
>そして、どちらも34&13日移動平均線のガマ口が閉まる前に34日移動平均線乗せに成功してますが、今回は失敗してます。
>以上を考えると、今回は5月、7月同様に、このまま下落進行し、下値を探る展開になる可能性が高いという予測です。
>下値目処としては、やはり5月、7月の②ライン127-129が当面の目標値となるでしょうか?
先週は9月終了月とあって、下落継続根拠をチャートに探してみた訳ですが、当面の下落目処の上限129を付けました。
雰囲気的にはこの後一旦持合気味に転換しそうな気配も有ります(遅行線が実線に寄せていく場合)が、全逆転で絡むものが他に無いので、イマイチよくわかりません(というか他の時間足で確認していくしかないですね。自分は四時間足を使い始めました)。
また、今週の下落波に遅行線が接近するのが、今月月末です。
遅行線が実線を回避してさらなる下落となるか、はたまた先々週金曜の大陰線をまたいで上昇波転換となるか? これはもう少し様子を見ないと予測できませんね。
ここまで。
>この流れは、来年の流れに視点が移るまでは継続すると考えられますので、そうなると10月は下値模索の月となりそうな気配です。
と下落継続の予測を書きましたが、ドル円がやはり下値硬いので、ちょっと戻りもキツイ感じですが、まあ下落継続という感じです。
金曜の下ヒゲ陽線が一旦雲の下限を目指すような値動きになるのか、はたまたRSIの加熱感を冷やし、再度下落波継続に繋がるのかは先週高値越えとなるかどうかにかかっているようです。
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