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平成15年にマザーズ上場したばかりの社員五十名前後のコテコテの新興企業だ。
この会社のウリであるストレージサービスがコスト管理に敏感な昨今の企業の経営事情にマッチしているのでは............という事と、不動産物件の有効利用ノウハウはこれから起こるであろう景気減速時に強いんじゃないかと思い、中期目処で昨年投資した銘柄の一つ。
今日発表の中間決算と中間決算説明会資料の動画をチェック!!
資料そのものはネットの動画と連動してPDF資料のページがめくれる等、一般投資家がネットでチェックするであろう面を配慮した出来で非常に好感が持てる。
発表内容はと言えば、数字的には十分合格点では無いだろうか?
達成率は売上、利益共々五割を超えた好成績のようだ。
しかし、発表内容に含まれる事業詳細についてはいくつかの疑問点が残らざるを得ないようだ。
そもそもこの会社はストレージ事業が注目を浴びている訳だが、ストレージ事業と不動産売買事業の収益対比約1:4で、経営的な実態としては不動産売買会社なのである。しかも地上げ屋に近い不動産再生販売が高い収益率を上げている。
今回発表の中間決算説明会が報道、機関投資家向けなので仕方が無い部分も有るが、ストレージ事業への特化とスピードアップを誇張している割には、収益実態やストレージ事業拡大計画等を聞く限り、数字の実態とはかなりかけ離れていると判断せざる終えない。
また、ホテル再生事業やリゾート型ホテル等の新規事業展開は、経営リソースの集中という小型企業のセオリーから言うとどうなのだろうか?
さらには、今回の発表資料の中には、ユーザー層の分析、対応については一切触れていない。
ストレージ事業のユーザー層が法人客が多いのか、個人客が多いのか、またどのようなユーザー層に今後リーチしていきたいのか...そういった説明が一切無いのだ。
しかも、資料の中にはご丁寧に7004年から今まで、収益は5倍に増えたが、人件費・広告費は2倍増に抑えられていて、会社としての収益性が良い....と書かれていた。
これらは、言い換えれば、この会社の8割の収益は昨今の不動産バブルの恩恵で、残りの2割の収益も作ってみたらハケた.....という程度の話しなのかもしれない。
もちろん、高収益を教授できる不動産物件仕入れのノウハウが有る、というのは強みではあると思うが、それは供給面での話しであって、好景気時には問題は無いが、景気後退期には経営に支障が出る可能性は大きいかもしれない。
自分の予測では、ホテル経営や、駐車場経営等、事業セグメントを増やした結果、将来的には不採算部門の整理が必要になるかもしれない。
最悪な事態としては近い将来この不動産バブルの崩壊により、収益の八割近くを占める不動産部門の不良在庫により大きな評価損を抱える可能性も有る。
昨年から下落の激しいマザーズ市場において、よく健闘してくれた銘柄では有るが、今年の後半から何故か一気に下落してしまった銘柄。
今日も一気に下げ加速?
決算上は増収増益基盤でありながら、こういった事業実態が株主に受け入れられなかった結果かもしれない..........
2007年7月11日 | 69,500 | 70,800 | 69,100 | 70,500 | 24,893 | 70,500 |
2007年7月10日 | 66,000 | 67,500 | 65,100 | 65,500 | 1,340 | 65,500 |